織機(しょっき、おりき、英語:Loom)とは、糸を使って布を織る機械です。
(昔ばなし「鶴の恩返し」で、鶴が布を織っていた機械)
ピンと張られた経糸(たていと)の間に緯糸(よこいと)をくぐらせ、前後運動する筬(おさ)で打ち込みます。それを繰り返し行う事で布になります。
当初はこの作業を人の手により行なっていましたが、生産性向上の為、自動化が進み、現在ではほとんど機械で生産されています。
1分間に500本から1000本のよこ糸が処理され、布の幅は1.3mから3.5m位です。
織機には様々な種類があり、当社では「ジェット織機」と呼ばれる織機の制御装置(コントローラ)の開発・製作・販売を行なっています。(基板の回路設計・マイコンソフト開発等 全て自社開発)
ジェット織機とは、水または圧縮空気を利用してよこ糸を運ぶ方式の織機です。水を利用した織機を「ウォータジェット織機」、圧縮空気を利用した織機を「エアージェット織機」と呼びます。
水を利用したウォータジェット織機は主に化学(合繊)繊維の布を織ります。(傘、スーツ裏地、カーテン、工業用繊維等)
織機に取り付けたポンプから水を爆発させ、よこ糸を運びます。
圧縮空気を利用したエアージェット織機は主に天然繊維(綿等)の布を織ります(シャツ、シーツ等)
織機に取り付けた空気圧縮器(コンプレッサ)から圧縮空気でよこ糸を運びます。水と違い搬送力が小さい為、圧縮空気を複数個の電磁バルブで引き継ぎながらよこ糸を運びます。(リレー)
機械化され非常に高速稼動しており、様々なタイミング制御やセンシング制御を行なっております。長年の実績が高品質と高性能をお約束致します。
また、動作環境は湿度が非常に高く、過酷な環境ですが、専用の対策が施されておりますので、長期間安心してご利用頂けます。